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短期専門家派遣プログラム

こんにちは。

今年の1月に引き続き、現在2名の短期専門家の方に丸森町から来て頂き、農業技術指導を行って貰っています。

いくつかの活動について、写真で紹介して参ります。

 

11月〜12月は、ザンビアではマンゴーの季節です。(大きさにより値段が変わりますが、大きいものは1つ1〜2クワチャ:10〜20円)だいたいどの家にもマンゴーの木があって食べたり売っていますが、食べきれないほどの量が収穫出来ます。

 

ということで、マンゴージャム作りのワークショップです。

まず皮を剥いて、細かく切っていきます。農村部でまな板は使われていないので、短期専門家のOさんに手の上で切って貰っています。

 

実演したあとに、現地の方に実技をして貰います。

 

こんな感じです。なお、包丁で切る以外にも、グラインダーと呼ばれるすりおろし器(大根おろし器)ですりおろすやり方もあるので、この日は両方でやりました。

 

次に砂糖を投入します。分量はカップ1杯のマンゴーに対して、カップ三分の一の砂糖が目安になります。g(グラム)で伝えていないのは、農家さん達はキッチンスケールを持っていないからです。砂糖の量はマンゴー自体の甘さがあるので、減らすことが出来ると思います。農家さんにとっては砂糖は嗜好品に近いので、普及を考えた時は砂糖の量を減らした方がより普及する可能性があります。ただ、そうすると糖度が下がって保存面で問題が発生しそうな気がするので、その辺りに気を付ける必要があると思います。

 

次にレモンを入れていきます。これも、マンゴーカップ1杯に対して、大匙2杯を目安にしています。このレモンも村で育てている農家さんから頂いています。写真では種が入らないようにザルや濾し器を使っていますが、使わなくても種を予め取り除いておけば良いと思います。

 

あとは焦げ付かないようによく混ぜながら30分以上煮込みます。弱火でやった方が良いらしいのですが、火加減の調節が難しいので中火〜強火程度でやっていますが、今のところきちんと混ぜていれば問題ないようです。

 

出来上がりの確認は蓋かお皿に載せて、少し傾けてゆっくりと伸びていくような感じになればOKです。

 

パンを買ってきていたので、参加者全員で食べましたが大好評でした。個人的な意見ですが、試食は物凄く大事だと思います。これがあるとないとでは、家に帰ってから実際に取り組む確率が変わると思います。

 

この日は、ジャムだけでなく瓶詰保存のやり方も伝えたので次回の記事でそれをお届けします。

つづく。

情報の流し方

こんにちは。

こちらの記事の続きです。

※今回の記事は農村開発に携わる方(特に現場の中に入る方)向けの記事です。このブログも色んな方に目を通して貰って頂けているようなので、本来の目的である事業の広報とは微妙に異なる記事ですが書いておきます。

 

農村部で人を繋げたあとの情報を流していくやり方について、私の経験から主に失敗経験の方を載せておきます。

なお成功例はワークショップ(講習会)/ミーティング(会合)/クッキングデモ(調理実習)といった、参加者の協働作業を取り入れた取り組みをしていくと、自然と関係を築いて情報共有が活発になりました。(農家さんによると一緒に話しながらお昼を食べたのも良かったそうです)あとは、教会に決まった曜日に集まるので、教会関係者にお願いしてその場で広報して貰うのはこちらでの定番なやり方ですし、あとは信頼できる人(特に若者)にお願いして、口伝をして貰うのも良いやり方だと思います。

 

ただ、そうなるとそういった場に出てこれない人達には、なかなか情報が回らないと考え、活動参加者以外に対して村の中で情報発信を試みました。下の取り組みは参考例ですが「私の場合は失敗」しました。でも、他の場所では条件が異なるのでひょっとしたら上手くいくかもしれません。どうして失敗したか自分なりの考察も(恥ずかしいですが)併せて載せておきますので、良かったら参考にして頂ければこの記事を書く甲斐があります。

 

_麝板

「村の中に住んでいる人全員に情報を流したい時に、日本の回覧板のような仕組みを作ったらどうなるか?」という取り組みを実施したことがあります。結論から言うと上手くいかなかったです。

 

上手くいかなかった理由としては、

α.字が読めなくて書いてある内容が理解できなかった

β.村の中で話されている現地語が複数あった

γ.回覧板が回らなかった

の3つが大きな理由でしょうか。

 

α.字が読めなくて書いてある内容が理解できなかった

小学校を中退した字が読めない農家さんもいるので、そういう人達には情報が伝わりませんでした。読める人(例えば子供とか)に聞いて貰えれば良いのかなと思ったのですが、何故か読める人に尋ねなかったです。「何故か」という風に書いているのは、私が理由を聞いても答えをはぐらかしてきたからです。その時何となく思ったのは、「字が読めないというのが恥ずかしい/他の人に知られたくない/自分の面子を潰したくない」といった印象を持ちました。

 

β.複数の現地語に対応出来なかった

ザンビアには73の部族と部族ごとの言葉があると言われています。つまり部族ごとに言語が違う訳ですが、首都ルサカ周辺だと色々な場所から人が来ていることもあって、村の中で話されている言語が複数あります。実際に活動中に耳に入ってくるのは、代表的なものだけでもニャンジャ・トンガ・ベンバ・ロジ・ソリ(イラ)・レンジェ…これに加えて英語です。このように複数の言語が村の中で日常的に使われているので、仮に現地語のニャンジャ語で文章を書いたとしても、人によっては読めないという事が普通にあります。全員が読めるように資料を作ろうとすると、複数言語で文章を作る必要が出てきて色々と苦労します。(書いた文章のチェックも含めると手間がかかり過ぎて大変になる事が想定されました)

 

γ.回覧板が回らなかった

これは村によりますが、人によっては隣の家まで500m〜1劼らい離れているところに住んでいる家族がいます。中には体を悪くしている人とかもいるので、物理的に回覧板を運ぶのが難しかったりします。あと、回覧板が途中で無くなったこともあります。ちなみに、その時はどこで無くなったのか聞いても教えてくれなかったし、当然何故無くなったかも分かりませんでした。(いくつか理由は推測できますが、ここでは敢えて書きません)

 

掲示板

では、村の中心部に掲示板のように張り紙をしたらどうかということで、張り紙をしたことがあります。でも上手くいきませんでした。上記の「α.字が読めない」と「β.現地語に対応出来なかった」も理由としてはあげられるかもしれませんが、そこに至る以前で失敗しました。

 

α.剥がされた。

強風が剥がしていったのか、はたまた誰かが剥がして持って行ったのか、例えば子供が剥がして遊んだのかは分かりませんが、最短で貼った翌日に無くなっていました。中心部で誰もが目にする場所がゆえに、目立つためにこうなったのかなと自問自答しましたが、最後まで答えは分かりませんでした。もちろん、誰かに聞いても「分からない」という答えが返ってきただけです。

 

β.見られていなかった

村によっては端から端まで7劼箸10卍度あって、生活道路も複数あって東と西の居住者が会う事は稀なようです。中心部と聞いて使った場所も村長さんの家の側で、「みんな見るから大丈夫だよ」と言われたものの、実際には端に住んでいる人達は中心部に滅諦に行かないので見ていなかったです。複数枚貼れば良いのではないか?と思われた方は恐らく正解なのですが、その当時の私の交通手段が徒歩だったことから貼って回るのは難しかったです。誰かに頼むのも手だったかもしれませんが、その当時は出来ませんでした。

 

7搬單渡辰SMS(ショートメッセージサービス:短文を送れる機能)

今やほとんどの農家さんが携帯電話を持っています。その文明の利器を使って連絡を回す事もやったことがありますが、電波届かないところに住んでいる人達がいたり、電話の電池が切れて充電出来なくてメッセージを受け取れなかった人達がいたりして、こちらも上手くいきませんでした。そもそも活動に来たことが無い人だと電話番号が分からないケースがあって難しかったです。あと、自分の電話番号を農家さんに教えたあとに、曜日や昼夜を問わずに自分が捌き切れない量の御挨拶や御願いが来たことがあったので、あまり農家さんに電話番号を教えるのは良くないのかなという風になりました。でも、大丈夫な人なら大丈夫だと思います。

 

 

こんな感じでした。

何かの参考になれば幸いです。